Cella MASUMI Asia

出羽桜

Dewazakura/山形県

History

酒造の歴史

創業は1892年。2012年で創業120周年を迎えました。出羽桜の創業者である仲野家の先祖は、天童市に広大な田畑を所有する大地主でした。創業当初より品質第一を掲げ、高品質の酒造りに邁進してきました。長年にわたり吟醸酒"Premium Sake"を造り続け、日本酒業界の品評会にも積極的に出品してきました。日本で一番権威のある品評会である「全国新酒鑑評会」では、12年連続で最高位である金賞を頂きました。

吟醸酒が世に広まる中で、蔵の看板酒である桜花吟醸酒は、数々の栄誉を頂いてまいりました。地酒のランキング本である「地酒人気銘柄ランキング」(発行元:フルネット)において、桜花吟醸酒が「吟醸酒」部門で12年連続第1位を獲得。桜花吟醸酒の高い香りは化粧品業界からも注目され、Max Factor社の化粧品「SK-Ⅱ」の香りの開発にも貢献しました。2011年には英国王室御用達の英国最古のワイン商「BB&R」が、同社の歴史上、初めて取り扱う日本酒として採用されました。出羽桜は1999年から輸出を始め、世界25ヶ国、50都市で楽しまれています。

Environment

所在地/自然環境

山形県天童市は、東京から北へ350kmに位置し、東京駅から新幹線で3時間で到着。約60,000人の人々が住む小さな町です。周囲を高い山々に囲まれた盆地である為、夏は摂氏30度を越える暑い日が続き、冬は1mを越える深い雪に覆われます。この様な気候風土により、お米・果物などの一大生産地となっており、日本の高級果物の代名詞である「さくらんぼ」、洋ナシ「ラ・フランス」の生産量は圧倒的な全国1位です。また、高品質のお米と厳しい冬の寒さ、そして、清らかな雪解け水が豊富に存在するため、山形は高品質の日本酒を造る最高の環境です。現在、山形県には約50の酒蔵が存在し、それぞれの地域にあった酒造りを行っています。

Mission

酒造りのこだわり

出羽桜は熟練した蔵人の手作業により酒造りを続けてきました。生産地のはっきりした原料米を購入し、自社の精米場で丁寧にお米を磨きます。平均精米歩合は約50%。玄米の外側に存在するタンパク質、油分、ミネラル分などを取り除き、雑実のない綺麗な味わいが生まれます。お酒の仕込みには、人間が管理できる小さな仕込みタンクを使用します。そうすることにより、微妙な温度コントロールが可能となり、できる酒の量は少ないですが高品質の酒が生まれます。精米からお酒を搾り終わるまでの期間は約60日間。機械に頼ることなく、手作業で高品質のお酒を仕込みます。

出来上がった吟醸酒を、最高の状態でお届けするのが酒蔵の責任です。出羽桜は全生産量を摂氏マイナス5度で貯蔵できるだけの、冷蔵貯蔵設備を保有しています。また、全国で唯一、「脱酸素装置」を導入しており、お酒に含まれる酸素を除去した後に、マイナス5度の貯蔵庫で熟成させます。そのため、お酒の酸化による劣化を防ぎ、年間を通して高品質の吟醸酒を出荷することが出来ます。

Character

代表される酒質

出羽桜は吟醸酒を品評会のためだけではなく、一般の人々の為に市販することを決意しました。1980年に「桜花吟醸酒」の販売を始めたのです。その当時、吟醸酒と言う言葉は一般の方々には知られていない言葉で、酒蔵の関係者のみが知る言葉でした。出羽桜は吟醸酒を、一般の方々が手の届く価格で販売を始めました。吟醸酒の「フルーティーな香りと、淡麗でふくよかな味わい」は、あっという間に高い評価を得て、日本に「吟醸酒ブーム」を作り出すきっかけとなりました。桜花吟醸酒は吟醸酒の代名詞的な存在となり、「出羽桜=吟醸酒」の評価を得るまでに成長しました。

吟醸酒の命でもある高い香りを、加熱殺菌工程で揮発させない為に、出羽桜は特別な方法を用いています。お酒を搾ってから一度も加熱されていない生酒をビン詰めし、王冠をします。その後、熱いお湯の中にボトルを1本1本いれ、お酒の温度を摂氏65度まで加熱し殺菌します。この方法ですと、王冠がされているため、香りが揮発することがありません。時間と手間隙はかかりますが、吟醸酒の香りと味を逃さない最良の方法です。


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